伊勢鎌倉から先は、少し開けたところを進んでいきます。ファイアバレイの遊戯施設群を過ぎ、雲出川をわたると、ほどなく伊勢八知に到着します。
片面ホーム1面1線の駅ですが、ここもかつては交換可能だった痕跡があります。また、貨物ホームの跡地があり、こちらは一部が駐車場として活用されています。
駅舎は、旧美杉村の林業研修施設施設「グリーンハウス美杉」の中に組み込まれています。建物は、地元産のスギやヒノキを用いたという純和風の木造のもので、1989年3月29日から使用しています。待合室や出札窓口まですべて木で統一されており、林業の村であることをアピールしています。駅員は配置されていませんが、簡易委託が行われており、平日の中間時間帯には切符が発売されます。
駅を出て目の前に津市美杉総合支所(旧美杉村役場)があり、旧美杉村の中心駅と位置づけられています。駅前には支所と学校、農協など公共施設が並んでいるほか、少し離れたところにホテルが建っています。ただし商店街は形成されておらず、ごく小規模な商店が点在しているのみです。
駅名の由来
八知は「谷地」が転じたもので、谷間になっていることを示す地名と推測されます。
歴史
名松線の最終区間に設けられました。この時点ではすでに参宮急行電鉄が桜井と伊勢地方を結んでおり、名松線の存在意義は低下していました。
- 【1935年12月5日】 国有鉄道(鉄道省)によって、名松線の家城-伊勢奥津間が開通し、伊勢八知駅開業。
- 【1963年9月30日】 この日かぎりで貨物営業廃止。
- 【1982年8月1日】 台風10号豪雨に伴い、名松線が全線で運休、バスによる代行運転を実施(9月1日までに、松阪-伊勢竹原間は復旧)。
- 【1983年6月1日】 名松線が全線復旧、営業再開。
- 【1987年4月1日】 国鉄の分割民営化に伴い、JR東海の駅となります。
- 【2009年10月8日】 台風18号豪雨による土砂災害に伴い、名松線が全線で運休、バスによる代行運転を実施(15日、松阪-家城間は復旧)。
周辺の見どころ
確認中。
その他
- 第4回「中部の駅百選」(国土交通省中部運輸局)選定駅。
- JR東海ニュースリリース「名松線の今後の輸送計画について」(2009年10月29日)。
- 中日新聞-三重 「JR名松線 16年度全線開通へ 地元住民 歓迎の声」(2010年12月9日)。