十和田観光電鉄の起点である三沢駅は、青い森鉄道三沢駅正面口(西側出口)のやや南側、少し離れた位置にあります。共通の駅前広場に面してはいますが、いったん地上を歩く必要があり、屋根の下のみを通って連絡というわけにはいきません。
島式ホーム1面2線から成り、2両の列車が2編成入ることができます。なお、青い森鉄道との連絡線はありません。
改札口には、路線バスで使われるタイプの運賃箱が置かれており、これが集札箱として使われています。列車別改札が行われており、列車到着時と発車前に駅係員が改札口に立ち、集改札を行います。
また、次の列車が発車する時刻が掲示されますが、これはその都度紙をめくることで切り替えるというスタイルで、手作業での案内となっています。十和田市駅でも同様のスタイルです。
駅は木造2階建ての年季物ですが、青い森鉄道三沢駅側にある玄関を入ると、この1階部分を延々と縦に歩いて行くことになります。通路には照明が少なく、場所によってはガラスが割れたままになっている(床面は清掃されています)など荒れている場所もありますが、ともかくも雪や風をしのぐことができる場所になってはいます。かつては売店などがあったようですが現在ではすべて撤退、そば屋のみが残っている状況です。
青い森鉄道線側に事務所やそば屋が入っており、道路側が通路です。通路からは道路にすぐに出られる扉が設けられており、これはかつてここから路線バスが頻繁に発着していたことの名残ですが、現在では路線バスの本数もめっきり減っており、ときおりタクシーが停まっている程度になっています。
駅舎を横から見ると、倉庫のような大柄な建物と、事務所然とした細長い建物が、木に竹を接いだような形でくっついているのがわかります。なんとも不思議な形状の建造物で、おそらく1960年ごろにつくられたものと思われますが、この駅が小なりといえど商業施設として機能していた当時は、人の出入りも多かったのでしょう。今となっては、暗い通路を歩かないと乗り場にたどり着けないわけで、これがかえってマイナス方向に働いてしまっています。
駅名の由来
確認中。
歴史
駅名は、国鉄に先立って改称されました。
周辺の見どころ
確認中。
- 『駅名事典 第6版』中央書院、2000年、254ページでは9月4日開業とありますが、十和田鉄道の開業日が9月5日であることから、ここでは駅開業日を9月5日とします。
- 同上。
- 石井秀典「東北地方のローカル私鉄 現況3 十和田観光電鉄」『鉄道ピクトリアル』No.477(1987年3月臨時増刊号)、電気車研究会、123ページ。
- 『日本鉄道旅行地図帳 2号 東北』新潮社、2008年、39ページ。