東北地方における中核駅

仙台

せんだい
Sendai

このページに掲載している写真および各種情報は、基本的に2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震が発生する以前のものです。現在は状況が大きく変わっている可能性があります。

仙台駅
▲仙台駅駅舎《2008年7月12日撮影》
仙台駅中央コンコース
【写真1】仙台駅中央コンコース。在来線コンコースのある2階と、新幹線コンコースのある3階に分離されています。《2008年7月13日撮影》

仙台の中心駅であるとともに、東北地方における旅客拠点駅といっても差し支えないでしょう。山形新幹線開業や仙石線地下化に伴い機能がかなり動いた面もありますが、東北新幹線の全便が停車し、JR東日本では首都圏を除き圧倒的に多い乗降客数を誇っています[1]

中央コンコースは在来線の西側に設けられており、2階に在来線コンコース、3階に新幹線コンコースがあります。駅前のペデストリアンデッキから入ってきた旅客は、そのまま奥のほうへ進めば在来線改札口に、エスカレータに乗れば新幹線改札口へ向かうことができます。2階コンコースの入り口に立つと天井が非常に高いため開放感がありますが、人の出入りが大きいことに加え、大きな荷物を持った旅行客の滞留が見られるため、慢性的に混雑している印象があります。開放感と機能性を両立させている設計は悪くないのですが、人が“溜まる”空間であることへの配慮が乏しいような印象を受けます。

仙台駅在来線改札口
【写真2】仙台駅在来線改札口。《2008年7月12日撮影》

東北本線と仙山線の列車が発着する在来線ホームの改札口上には、旧駅舎に設置されていた大時計を模したアナログ表示の時計が掲示されています。改札口は線路(ホーム)と垂直に設置されています。天井には枡模様が施され、圧迫感を感じにくいつくりになっています。

東北本線および仙山線のホームは地平に設けられています。現在では昼間の優等列車が完全に消滅しており、普通列車のみが整備された長大ホームにちまちま出入している状況なので、ホームの端のほうにいくとさびしさが先に立ちます。西側には新幹線の高架がデンとかまえており、午後になると薄暗くなるのも残念。

仙台駅新幹線改札口
【写真3】仙台駅新幹線改札口。《2008年7月13日撮影》

いっぽうの新幹線改札口は、在来線とは異なり線路(ホーム)と平行に設置されています。改札前の空間からは2階および3階のコンコースを一望でき、待ち合わせ場所にもなっています。改札口を入った正面の新幹線コンコース内にも飲食店や売店が入っており、特に東京へ向かう旅客が多数利用、改札外よりもむしろ混んでいるようです。

仙台駅新幹線ホーム
【写真4】仙台駅新幹線ホーム。《2008年7月13日撮影》

新幹線のホームは在来線よりも高い位置にあります。このページ先頭に掲げた駅舎外観を見てわかるとおり、ホームが壁で覆われているため保温性には問題ありませんが、やはり寒々しい印象は拭えません。

仙台駅仙石線ホーム
【写真5】仙台駅仙石線ホーム。《2008年7月12日撮影》

以上をまとめると、1階=在来線(東北本線および仙山線)ホーム、2階=在来線コンコース、3階=新幹線コンコース、4階=新幹線ホーム、という4層構造になっていることがわかります。このうち、駅前のペデストリアンデッキに連絡しているのは2階なので、在来線、新幹線のいずれに乗り降りする際も、必ず2階を通る構造になっています。

いっぽう、仙石線の乗り場は、東北本線・仙山線および新幹線からは大きく離れた地下にあります。地下化される以前は、東北本線・仙山線の北東側に頭端式の地平ホームを備えていましたが、現在はさらに東へ移設されたうえ、起点が仙台駅西側のあおば通へ移ったこともあり、島式ホーム1面2線という単純な構成の中間駅仕様となりました。もちろん、東北本線や仙山線、東北新幹線と同一駅であることには変わりなく、このため長大な通路が設けられています。

仙石線は、東北本線および仙山線とは異なり直流電化されており、駅間距離も国鉄時代から短く頻繁運転が行われていました。これは、もともと私鉄の宮城電気鉄道として開業したことによるもので、開業当時の仙台駅は日本初の地下駅でした。国有化後に地上東口に移転し、さらに仙台市内地下化に伴い再度地下駅化されたことになります。

仙台駅前ペデストリアンデッキ
【写真6】仙台駅前ペデストリアンデッキ。《2008年7月12日撮影》

仙台駅の西口には駅ビル「S-PAL」が建ち、駅舎はこれと一体化しています。駅を降りた旅客は、南側のショッピング街、北側の「牛たん通り」「すし通り」と呼ばれる一角へアクセスできます。後者は、牛たんや寿司を比較的安価で提供する飲食店が入居しており、新幹線待ちの利用者でにぎわっています。

駅の外に出ると、幅の広い立派なペデストリアンデッキが伸びています。地方都市の駅前にペデストリアンデッキが整備されているのは今となっては珍しくもありませんが、駅前を通る道路の各コーナーの隅々まで通路が延び、それらの幅員にも十分な余裕を持たせており、規模としては日本有数のものといえ、未確認ですが日本一の規模という声もききます。もっとも、地下街のない仙台ではこれくらいの設備があって当然、という見方もあるかもしれませんが(あおば通駅方面へ向かう地下道はあります)。この西口には、大規模商業施設や金融機関などが集中的に立地しており、一大繁華街を形成しています。

いっぽうの東側には、仙石線改札を除いてJRの改札口は特に設けられておらず、2階コンコース南側から東へ延びる自由通路を通って抜けた先にある東出口がアクセス拠点になります。以前は低層のビルなどが雑然と立地する、いわゆる“駅裏”の雰囲気が濃い一角でしたが、ヨドバシカメラの進出をきっかけに再開発が進み、その様相を大きく変えています。

交通の要衝であり長距離列車の利用客が多いこともあってか、駅弁の販売が盛んで、複数業者がしのぎを削っており、その種類は日本一を誇ります。

停車列車 [2008年12月現在]

東北新幹線

すべての列車が停車します。

東北本線

寝台特急を含めたすべての列車が停車します。

仙石線

すべての列車が停車します。

仙山線

始発駅で、当然ながらすべての列車が停車します。

乗り場

東北本線および仙山線ホームについては、長距離列車や臨時列車などでホームが異なる場合があるため、特に東北本線列車については目安程度のものです。西側(駅本屋側)から順に、1番線、2番線…となります。

仙石線(9番線、10番線)は1面2線の単純な構成です。北側が9番線です。

東北新幹線は2面4線ですが、便によって入線する番線が大きく異なります。西側から順に、11番線、12番線…となります。

駅名の由来

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歴史

周辺の見どころ

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その他


  1. 2007年度現在の乗車人員は78,914人で、JR東日本全体では51位です。首都圏以外で仙台に次ぐのは新潟(36,849人、114位)。出典は、JR東日本公式Webサイトによる。

【東北本線】 東京…(略)…福島東福島伊達桑折藤田貝田越河白石東白石北白川大河原船岡槻木岩沼館腰名取南仙台太子堂長町仙台東仙台岩切陸前山王国府多賀城塩釜松島愛宕品井沼鹿島台松山町小牛田田尻瀬峰梅ヶ沢新田石越油島花泉清水原有壁一ノ関山ノ目平泉前沢陸中折居水沢金ヶ崎六原北上村崎野花巻花巻空港石鳥谷日詰紫波中央古館矢幅岩手飯岡仙北町盛岡

【東北新幹線】 東京上野大宮小山宇都宮那須塩原新白河郡山福島白石蔵王仙台古川くりこま高原一ノ関水沢江刺北上新花巻盛岡…(略)…新青森

【仙山線】 仙台東照宮北仙台北山東北福祉大前国見葛岡陸前落合愛子陸前白沢熊ヶ根-(西仙台ハイランド)-作並-(八ツ森)-奥新川面白山高原山寺高瀬楯山羽前千歳

【仙石線】 あおば通仙台榴ヶ岡宮城野原陸前原ノ町苦竹小鶴新田福田町陸前高砂中野栄多賀城下馬西塩釜本塩釜東塩釜陸前浜田松島海岸…(略)…石巻

2009年3月1日

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