ここでは、陣原方面と東水巻方面を結ぶ連絡線上に設置された折尾駅について記述しています。鹿児島本線と、若松-直方の両線が交差する位置にある折尾駅については、 鹿児島本線 > 折尾駅 をご覧ください。
鹿児島本線と筑豊本線は折尾駅で交差しており、これが日本で最初の立体交差であることは有名です。しかし、立体交差であるからには列車が相互に行き来することができないため、鹿児島本線の黒崎と筑豊本線の中間の間を結ぶ短絡線が設けられ、直方方面からの列車がこの短絡線を通って黒崎、さらに小倉や門司港へと乗り入れていきました。しかし、この短絡線上には長らく駅が設けられておらず、直通列車は折尾を無視するという形になっていましたが、JR化後の1988年3月にホームが設置されました。
この新設駅は、既存の折尾駅東口とは駅前広場を挟んで反対側に位置しています。既存駅との距離がかなりある(約150m)ことから、両者を跨線橋などで連絡するには無理があるため、営業上の扱いは同一の折尾駅としつつも、相互の行き来は改札外乗換えということになりました。このため、鹿児島本線水巻以西または筑豊本線本城以北と、筑豊本線東水巻以南を、短絡線列車の利用で相互に行き来する場合、途中下車前途無効の乗車券類を使っている場合も、改札口を出て乗り換えることが可能になっています。
なお、短絡線上に駅がなかった時代に、鹿児島本線水巻以西と筑豊本線東水巻以南を、短絡線経由の列車で相互に行き来する場合、鹿児島本線と筑豊本線を黒崎で乗り継いだ場合でも折尾-黒崎の運賃は不要という特例が定められていましたが、これは折尾駅が設けられた現在でも有効です。その後陣原駅が開業しましたが、陣原で乗り継いだ場合も飛び出し区間の運賃は不要です。ただし、黒崎および陣原での途中下車はできません。

折尾駅6・7番ホーム改札口。駅員はいるものの売店などはすでに閉店していました。《2008年11月1日撮影》
短絡線側の出口には「鷹見口」という名称が付されていました。自動改札機と有人窓口、簡易型自動改札機、プラスチックの椅子というのが設備のすべてで、機能的といえばそれまでですが、商店のひとつも営業していない駅舎は殺風景なことこのうえなく、あまり長居したくなる空間ではありません。長距離乗車券などは、東口のメイン窓口で購入します。
駅舎は2階建てになっていますが、利用客に関係あるのは1階中央部のみです。

折尾駅ホーム。上り(黒崎方面行き)ホームより東水巻方面を望む。《2008年11月1日撮影》
改札口は、上り(黒崎方面行き)ホームの東水巻方から少し歩いたところに位置しています。下り(直方方面行き)ホームとの間は構内踏切で連絡していますが、これは跨線橋を設置するスペースがなかったせいなのか、あるいは経費を削減した結果なのでしょうか。
後付の急造ホームということもあってホーム幅はかなり狭くなっており、急なカーブを描いています。
下り1本のみの鹿児島本線快速は陣原を通過しますが、ほかの列車はすべて両隣の駅に停車します。
番線はメイン駅からの連番になっているため、西側(改札側)から6番線、7番線となっています。
鹿児島本線:折尾駅を参照のこと。
短絡線が開通したのは1890年代ですが、ここに駅が設けられるには一世紀近い間がありました。
鹿児島本線:折尾駅を参照のこと。
2008年11月23日
ご意見、ご感想などは、脇坂健までお願いいたします。
Copyright ©1999-2008 Wakisaka Ken. All Rights Reserved.