電化区間と非電化区間の境界駅

加茂
かも
Kamo

加茂駅

 関西本線における電化区間と非電化区間のジャンクションです。加茂駅から西側は長編成の大和路快速が頻繁に走っていますが、東側は最長2両のディーゼルカーが細々とワンマン運転を行うローカル区間と、大きく雰囲気が異なり、国鉄時代の片町線長尾駅にも似た存在です。営業案内上では、この加茂から西側の電化区間が“大和路線”、東側の非電化区間が“関西線”とアナウンスされます。また、亀山方面からのディーゼルカーは、この加茂止まりとなります。

 ホームは島式2面3線から成り、中線を2つのホームがはさみ、外側にそれぞれ線が通るという形になっています。西口側の1面2線が主に使われ、このうち外側線が大和路線の電車、中線が関西線のディーゼルカーというケースが多くなっています(例外多し)。

加茂駅旧駅舎

加茂駅旧駅舎。《1996年3月8日撮影》

 長らく、木造一部二階建ての重厚な駅舎ががんばっており、二段屋根の中央部分のみがぽこっと飛び出る形状に特徴がありました。

 現在は、1999年12月21日より供用開始された橋上駅舎が使われており、この際に自由通路を併設しています。JR西日本直営駅で、「みどりの窓口」も早朝から深夜まで営業しています。ゲートのある自動改札機も当然のように設置されており、亀山方面からの列車で途中下車すると、アーバンネットワークに入ったことを実感します。

 駅前にはロータリーが設けられていますが、旧市街地が広がる西口については、かつては駅前がすぐ道路になっていました(駅舎改築時に整備されたものと思われます)。岩船寺や浄瑠璃寺方面へ向かう奈良交通の路線バスやコミュニティバスが発着しています。東口は近年開発が進んでいる地域で、駅のすぐ近くには高層マンションも見られます。

乗り場

 基本的には1番線が大和路線、2番線が非電化区間列車の発着となっていますが、これ以外のホームに発着する便もあります。

駅名の由来

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歴史

 関西鉄道が上野(現・伊賀上野)からここまで延長された1897年11月に暫定的な終着駅として設置されました。この先の区間では、木津付近で奈良鉄道(京都-木津-奈良。現在のJR奈良線および関西本線木津-京都)と競合するため、木津を経由しないルートをとり1898年4月19日に大仏(現在は廃止)までの大仏支線を開通させて奈良市内に乗り入れ、同年11月18日には新木津(同)へ開通し現在の片町線方面へと路線を延ばし、中間駅となっています。しかし、この加茂付近の路線は名阪間で官鉄と熾烈な競争を展開していた関西鉄道の輸送上のネックになっており、1905年5月に奈良鉄道を合併後、1907年8月に加茂と木津を結ぶ新線が開通し、これとともに新木津および大仏へのルートが廃止、純然たる中間駅となりました。

 国有化後は大きな変化がありませんでしたが、JR化後の1988年3月13日に木津-加茂が電化され、大阪方面からの電車が加茂まで乗り入れるようになりました。なお、木津-加茂はJR発足後最初に電化された区間です。

周辺の見どころ

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2003年7月22日
2008年2月22日、写真を追加のうえ加筆修正

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