安善駅から続く貨物側線がとぎれると、ほどなく武蔵白石駅になります。
武蔵白石駅では、扇町方面へ向かう本線系統と、大川への支線系統が分岐しますが、大川系統の列車は武蔵白石には停車しません。かつては武蔵白石にも大川方面へ乗り場がありましたが、この乗り場は急カーブ上にあったため通常の電車では車両限界に抵触して停車できず、チョコレート色の旧型電車(クモハ42)をやりくりしていましたが、この電車が引退して大型電車が入るとともに大川系統は全便が武蔵白石を通過することとなり、ほどなくホームも撤去されました。現在、大川支線への分岐は安善駅で行われます。

大川支線のホーム跡地。中央の貨物線を構内踏切で横断し、右側に急カーブを描いているところにホームがありました。《2007年4月22日撮影》
扇町方面への本線系統は相対式ホーム2面2線から成り、鶴見方にある構内踏切で駅本屋と連絡しています。駅舎は木造モルタルの平屋建で、屋根が大きく袴腰まであるものの、全体としてのっぺりとしています。この駅も窓口は完全に封鎖されており、自動券売機と簡易Suica改札機のみです。
駅の周辺は全方位とも工場ばかりですが、駅の北側を通っている道路を少し西に歩くと、マンションや飲食店などがある界隈があります。
駅名の「白石」は、浅野グループの中核企業であった日本鋼管(現・JFEグループ)の創始者である白石元二郎の名から取ったものです。
鶴見臨港鉄道が弁天橋-浜川崎・大川で貨物鉄道として開通した際に設置された駅です。1930年11月15日に廃止届が出されますが、ほどなく1931年7月26日(25日という資料もあり)に停留場として営業を再開し、これ以降旅客のみの駅として営業を続けています。なお、大川への分岐点は、鶴見臨港鉄道開通時は「大川支線分岐」という別の駅(?)でしたが、武蔵白石が停留場として復活した際に武蔵白石分岐に変更されています。
特になし。
【川崎浅田郵便局】駅から北西へ、徒歩12分。未訪。
2007年5月21日、写真を差し替えおよび追加のうえ加筆修正
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