谷が少し開けたところに設けられた、島式ホーム1面2線から成る交換可能駅です。岩峅寺-立山の中間駅で列車交換が可能な唯一の駅です。電鉄富山-立山の特急が運転されていたときは特急停車駅でしたが(宇奈月温泉-立山のアルペン特急は通過)、現在この系統の特急列車は運転されていません。
駅舎は木造モルタル平屋建てで、待合室部分と事務室部分のうち後者の屋根を高く設けて左右非対称にするという、駅舎建築としてはかなり変則的な構成になっています。
島式ホームの上には小さな木造の待合室がちょこんと載っています。また、北側には別のホーム跡があり、かつては2面3線だったものと思われます。

有峰口駅ホーム。左側のホーム跡はかつて貨物を扱っていた時代の名残でしょうか。《2007年9月8日撮影》
駅舎との間は、立山方にある構内踏切で連絡しています。ホームから駅舎の裏側を見ると多数の板が打ち付けられており、駅舎というよりは倉庫に近い雰囲気です。

有峰口駅舎をホーム側より。ファサードの装飾まで非対称。《2007年9月8日撮影》
有峰口は無人駅ですが、駅事務室内は折立へ向かう路線バスの切符売り場として使われています。そのためか、木の窓枠が残る待合室は古いながらも清潔で、好感が持てます。

有峰口駅待合室。例によって木のベンチには座布団が置かれています。《2007年9月8日撮影》
豪雪地帯ゆえか、玄関の軒は柱で支えるほかに壁面から金属棒での支えも付けられています。ファサードには、この駅がかつて「小見」と称していたころの名残か「驛■小」(■は欠落部)の駅名表記が残っています。その一方で、「有峰口駅」は玄関扉のすぐ上にあるため、2つの駅名を表示しているともいえますが、この「有峰口」の表示位置は時期によってしょっちゅう変わっているようです[1]。表示板の材質が木造駅舎にあわず、すぐに落ちるのでしょうか。

有峰口駅玄関。2つの駅名表示に注目。《2007年9月8日撮影》
駅舎は小見集落西側の高いところに設けられており、駅前から通る道路沿いに集落が形成されています。
駅の南東側へ向かうと、有峰湖へと向かう林道が延びています。このため登山客の拠点という位置づけになっています。
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富山県営鉄道が千垣から粟巣野(本宮-立山、現在は廃止)まで路線を延長した際に設置された駅です。開業以来長らく「小見」という駅名でしたが、1970年7月1日に現在の「有峰口」に改称されました。
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2007年10月22日
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