壁と屋根と柱のみが目立つ駅

音沢
おとざわ
Otozawa

音沢駅

 黒部川が形成する渓谷が少し広がったところに畑が作られている一角に設けられている、片面ホームのみの駅です。

 駅舎と呼べるものはなく、ホームの中ほどに木の柱とトタン板を組んだ、壁と屋根があります。全体を覆っているわけではないので待合“室”と呼ぶことはできませんが、かといって単なる屋根というわけでもありません。言葉で説明するのは難しいのですが、このホーム上の設備は下の写真のようになっています。

ホーム屋根の下、柱ではなく壁がそびえています。《2007年9月9日撮影》

 ベンチなのか荷物置き場なのかも判然としない木組みがある部分のホーム側には、柱ではなく壁が設けられています。確かにこの地域は冬になると相当の積雪量があり寒いことはうかがえますが、しかし両脇が空いている以上、中途半端な壁をつくってもあまり意味があるとも思えません。どうしてこんなしろものができたのか、まったくもって不思議です。

音沢駅ホームを西側から望む

音沢駅ホームを西側から望む。《2007年9月9日撮影》

 この「壁」の具合は、ホーム西側から見るとよりわかります。ホームのすぐ西側は空き地で(特に貨物ホーム跡地というわけでもなく離農地と思われます)、その隣は畑となっていますが、駅のすぐ宇奈月温泉方にある踏切をわたって道路をすこし歩いてからホームを眺めると、駅の特異さを実感できるでしょう。

 いっぽう、東側では地鉄と並行している県道がすぐ脇に通っています。こちら側から駅を見ると、ごくふつうの壁が姿を見せているのみで、オーソドックスな無人駅のように見えます。

音沢駅を並行する県道から望む

音沢駅を並行する県道から望む。《2007年9月9日撮影》

 駅の周辺には数戸の民家が建っていますが、商店などのない小集落です。列車待ちの間集落の中をぶらついていると、犬に激しく吠えつかれ、その吠える声が黒部川の谷に10分近くこだましていました。音沢の集落は黒部川をわたった対岸にあります。

駅名の由来

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歴史

 黒部鉄道が下立-桃原(現・宇奈月温泉)を開通させた際に設置された駅です。

周辺の見どころ

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2007年10月18日

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