このページは、駅廃止前の情報をもとに記載しています。

楓駅
▲楓駅《2003年10月25日撮影》

楓駅直通列車用ホーム

【写真1】楓駅直通列車用のホームを、石勝線をオーバークロスする未舗装道路から新得方面へ望む図。右手が上り、左手が下りホームになる。なお下りホーム先端部分近くにいる人は、私と同じ路線バスで新夕張へ移動したが、それ以外の乗客は全員8分折り返しの列車でそそくさと戻っていった。《2003年1月25日撮影》

石勝線の開業に伴い、夕張線登川支線の楓・登川両駅を統合する形で設けられた駅。開設当初から普通列車は新夕張以西と楓の間を往復するのみと設定されていたため、占冠以東へ延びる本線とは別に、行き止まりの片面ホームが設けられ、普通列車はここで折り返す構造になっている。この「全列車が途中駅の楓で折り返す」「特急・急行はすべて通過する」という特徴のため、時刻表好きには強烈な印象を残す駅となっていた。開業後の1983年には、新夕張と楓とを結ぶ列車は6往復設定されていた。

しかし開業後、旅客需要が大幅に落ち込み、日曜運休・1日1往復(それも朝のみの運行)というありさまとなり「1日1回しか乗り降りできない駅」として有名になってしまった。すっかり存在意義をなくしてしまい、2004年3月に廃止された。廃止直前の列車ダイヤは下記のようなもので、新夕張から1両のキハ40がさっさと往復するのみなので、所用で列車を使おうにも戻ってこられないというのが実情だった。

普通列車用のホームはごくシンプルなもので、石勝線開業当初からの無人駅だが、利用客はそれなりにあると見込まれていたのか、新しい駅にしては珍しく立派な待合室があり、多くのベンチがずらりと並んでいるさまは壮観だ。

 

楓駅直通列車用上りホーム入口

【写真2】上りホームへと降りる階段の入り口。窓ガラスが外れており足もとの雑草を踏み分ける必要があるが、階段の強度には問題ないようだ。《2003年1月25日撮影》

これとは別に本線用のホームもあり、上下線が対向式ホームとなっている。こちらには定期列車が停車したことはなく待合室なども設けられていないが、それでもおそらく4両ぶん程度のホーム長はある。

特に上り線には、石勝線をオーバークロスする未舗装道路から草をかき分けて階段にたどり着き、そこから降りていく必要がある(かなり荒れているが施錠されておらず自由に出入りできる)。

駅前には集合住宅が並んでおり、商店や郵便局があるなど、決して“秘境駅”ではない。しかし、楓駅から西に離れた楓市街を経由するバスが運行されており、日常の用はこれで足りるのだろう。また駅近くには物産館があるが、列車が運行されている時間帯には無関係な施設だろう。

楓市街付近には、石勝線が開業する以前、夕張線の登川支線(紅葉山-登川)の中間駅として楓駅が設置されていた(1907年5月16日開業、1909年7月10日客扱開始、1981年6月30日かぎり廃止)。その楓市街を路線バスで通ったところ、廃屋が目立ち、活気は感じられなかった。

 

駅名の由来

確認中。

歴史

確認中。

2003年10月30日
2004年3月22日、加筆修正

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