▲余市駅駅舎《1999年12月20日撮影》

【写真1】余市駅旧駅舎。《1993年9月27日撮影》
函館本線の長万部-小樽間では、倶知安とともに数少ない駅員のいる駅。以前は大きな覆いが特徴的な古い駅舎だったが、1999年に再訪すると、駅舎が新しいものに立て替えられていて面食らった。待合室などもしゃれた雰囲気になっていたが、ホームは古いままであり、そのミスマッチがおもしろい。
ニッカウヰスキーの工場がある街の玄関口、といったほうがとおりがいいか。同社創業者である竹鶴政孝が、スコットランドと気候が似ているこの地に設立した草創期のウイスキー工場である。工場見学が随時行われており、試飲が楽しめる。私が函館本線に乗ると必ず余市で途中下車しているのだが、それはこの工場を訪れるためというのが実際のところである。観光客の訪問もけっこう多いようだが、小樽以西は路線バスが15分間隔で頻繁に発着しており、本数が圧倒的に少ないうえに急勾配を上下するため所要時間が長い函館本線の列車はかなり分が悪い。
もとはニシン漁、その後リンゴ栽培が産業の中心となっているが、駅前からは「小ぶりの町」という程度の印象しか残らない。
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2003年9月10日